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2012/03/29
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

皆様,いつも私の手記を読んで頂き誠に有難うございます。私の数少ない経験でも励みになると言ってくださるとモチベーションが上がります。
何年も,何十年もご無沙汰していた人から,手記を読んでいるよと声を掛けて頂きますと,その方との思い出が走馬灯のように思い出され,嬉しくなってきます。
最近は暖かい日があるかと思うと,また次の日から急に寒くなったりして体調のコントロールが大変難しいですね。
先日,妻が甲状腺の検査で病院に行きましたところ,私のガンの担当医と同じ先生で,その先生が,「あなたのご主人の体はどうなっているんでしょうね。普通はスキルス性のガンはこんなに長く生存しないのに,ますます元気になっていかれて,今年の5月で手術後5年になりますね。今迄こんなガン患者は見たことがない」と言われたそうです。妻は素直に喜んでいますが,本当の事を書かせてもらいますと,私は毎朝目が覚めると「あ~よかった。今日も生かされた。さあ!元気で頑張るぞ!」とこのような日々を繰り返しています。スキルス性のガンは体中に転移が早く,ガンが暴れるともう手がつけられないと初めに聞かされましたので,いつもビクビク本心はしながら生きています。
時々,朝起きたくなくて布団でモゴモゴしている時は,もしかしてガンが動き出したのではないか?とすごく不安になりながら生きています。体調が悪いときは,ああもう終わりなんだ!という思いが私の頭の中をよぎります。
私をよく知っている方は,長谷川先生はそんなに弱くないはずだ!と思いながら今,読んで頂いていると思いますが,いつも弱気と強気の隣り合わせで生きているのです。でも私は強気な性格が勝っていますので,いいや!私はそんな弱虫ではない。一生懸命生きていると考えます。私のできる事があれば,人様のお役に立ちたいと,そして励ましてあげたいと考えて生きています。

大阪に住んでいた仲の良い友だちは,いつも私に「おじさん,まだ死ぬなよ!」とか,悪態?と言って励ましてくれていました。その友だちが今年の初め,蚊の鳴くような声で「俺,肺ガンになってしもうた。先にあの世に行くからな」と旅立っていきました。その時私はいつも使わない言葉で「バカヤロー」としか言えなかったのです。
私は今,屋久島に1人で修行に来ています。今は夜中の1時で,外は雨が降っています。久し振りに1人でゆっくりしていまして,皆様の事を考える時間が取れて楽しいひと時を満喫しているところです。私は台湾で採れる北投石(世間では免疫力を高める)を腕輪念珠にして持っていまして体調がすごく良いです。山下真一君,早く元気になるんだよ!知ちゃん,早く目標に達してください。石井の壮ちゃん,たまには連絡ください。椎原君,鹿児島で会いましょう。マイケル君,連絡待っているんですよ。

私たちは何度も壁にぶち当たりますね。でも目標があるはずです。私はあえてイバラの道を選びます。だってダメで元々ですからね。諦めたらあかん。諦めるのは,手前の自分しか見ていないからでしょ!

2012/03/21
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

先月,私は朝早くから中山寺に行きました。
ゆっくり御参りしまして,夕方から大阪の友だちと2人で難波へ遊びに行き,刻一刻と変わりゆく大阪で,田舎者の2人はゆっくり時間を過ごし,地下鉄に乗って梅田に帰って来ました。電車から降りようとして出口に向かうと,乗車してくる人たちが波のようにドカンと乗って来ました。友だちと私は電車から降りられそうもなく焦って降りようとした時,小学校4~5年生の子供も人波と戦っていましたので,私はその男の子の手を引いて必死で降りました。やっとの思いで電車から降りて来ましたら,女性から叱られました。「私の子供をどこに連れて行くんですか!」と。
私も友達も顔を見合わせて,しばらくは呆気に取られていました。その男の子は,お母さんと一緒に帰って行ったのですが,私と友だちは「嫌な世の中になってしまったね」と友だちとなぐさめあいました。

以前,阪神電鉄の尼崎駅の近くに大きな水溜りがありまして,3~4歳位の女の子が水溜りの中で泣いていました。私は助けに行こうとズボンをめくり,3m位先の子供のところに行って三輪車を引っ張ろうとした時,向こう側のベンチの所から2人の女性が大声で「その子,私の子供ですねん。放っといてください」と言われました。ついでにもう1つ書きます。屋久島に修行に弟子と行った時の事です。ランドセルが4つ歩いている思う位,小さな小学校の1年生が4人下校中でした。私は車を止めてもらって,あまりにも可愛かったので「こんにちは」と気分良く話し掛けました。子供たちも「こんにちは」と笑ってくれました。弟子は車を発信させましたので,「なぜ?」と聞いたところ,「先生の気持ちは解りますが,世間の人は誘拐していると思われますよ」と言われました。

どうしてこんな世の中になったのでしょうか?これからどんな世の中になっていくのでしょうか?心から自然に出た行為なのに・・・。これからうつ病になる人が多くならないか?大切な大切な命を無駄にして自殺者が多くならないか心配しています。

子供たちを大切に育てているお父さん,お母さん,躾だけはきっちりしてください。私はお伺いに来られる家族が挨拶できない子供たちに挨拶を厳しく教えます。

2012/03/14
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

昨年の10月か11月にテレビを見ていましたら,歌手の長渕剛さんが東北大震災の激励に確か,福島県でショーをやっておられました。一曲歌い終わって長渕さんは,「本当はこんな所で歌っている場合じゃないよな。スコップを持ってガレキを片付ける方がいいよなぁ」私は長渕さんの心の大きさを見た思いがしました。
マスコミに知り合いがいて,若い歌手は自分を売るために東北に来て,またそのまま帰って行くそうです。相手の身になって物事を考えられない若い人たちは後で気付くでしょうが,今,教えてあげない大人は無責任ですね。
もっと厳しく育ててあげる事が,将来の本当のエンターテイナーになるのに・・・と思いながらマスコミの人の話を聞いていました。

昨日も大津波の映像がテレビに出ていまして,中学生の女の子が目の前で,お母さんが津波に流されて行くのを涙ながらに「お母さん,お母さん」と叫んでいて,最後はそこに座りこんで「お母さん」と泣き叫ぶシーンを見て涙しました。
もう70年も生かさせてもらっていると,地獄は何回見た事でしょう。いつも無力な自分を責めながら生きてきた自分が嫌になります。
インドでは子供を3000円で売るドキュメンタリーを見ながら,ただ涙を流す私がいました。
お陰様で私は毎日,観音菩薩様を拝める仕事をしています。人様には感謝する心,人に与える喜びを話しています。世の中の皆様が,家族だけではなくて他人様の子供も,自分の子供同様にできる日がくるように修行させて頂いています。
自分が若い時にお世話になったり,助けられたら,いつまでも嬉しかった時の事を忘れず,恩返しができる大きな心を持って生きて欲しいと願うばかりです。

自分の現実を客観的に見られるようになれば,必ず幸せになれるはずです。私は叱ってくれる友だち,私の悪口を言う友だち,いつも心配を掛けてくるたくさんの子供たち,私を助けてくれるたくさんの子供たち,感謝の心を早く身に着けようね。
仕事が無くて悩んでいる友だち,それが今の自分の姿である事に気付こう。

2012/03/11
カテゴリー: ダウンロード
投稿者: admin2

待受け画像-「母さんの背中」



待受け画像-「常に次」

2012/03/02
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

お客様が帰られて,慣れない手つきでパソコンをいじっていましたら電話が鳴りました。
相手の方は北海道からで,20数年前の12月(正月前)に北海道で事業をしていましたが,失敗して鹿児島に死に場所を探しに来た方でした。
年齢は私と同じ位の方で,とても寒い日でしたが,私は死ぬ前に滝行をして心が変わらなかったら,あなたの考え通りにしなさいと言って滝に連れて行きました。彼はありったけの大声を出して20~30分叫んでいました。
滝から上がってきて,2人で話したところ,家族の顔が浮かんできて,子供の事を考えると切ないと,泣いていた事を思い出しました。彼は車で北海道から来ていましたので,深夜の食堂でラーメン?かうどん?を食べて別れました。

北海道の方は私から辛口な事を腹いっぱい言われたので,今でも無茶苦茶な言葉を思い出して電話をしてきたと言いました。今は車関係の仕事をしていて,従業員も7名使っているとの事を言われました。

20数年前は多い時で,1週間に5回以上滝行をしていました。夜中に神社や山の中のお寺に寝ないで修行に行っていた私は,まるで別人になったような気がします。
今は静かに?大阪の中山寺,出雲の日御碕神社にて修行をしています。
弟子たちは,今でも激しいと言いますが,過去も現在もみんな夢の中だと思っています。
くよくよする時間はもったいないですね。