お客様が帰られて,慣れない手つきでパソコンをいじっていましたら電話が鳴りました。
相手の方は北海道からで,20数年前の12月(正月前)に北海道で事業をしていましたが,失敗して鹿児島に死に場所を探しに来た方でした。
年齢は私と同じ位の方で,とても寒い日でしたが,私は死ぬ前に滝行をして心が変わらなかったら,あなたの考え通りにしなさいと言って滝に連れて行きました。彼はありったけの大声を出して20~30分叫んでいました。
滝から上がってきて,2人で話したところ,家族の顔が浮かんできて,子供の事を考えると切ないと,泣いていた事を思い出しました。彼は車で北海道から来ていましたので,深夜の食堂でラーメン?かうどん?を食べて別れました。

北海道の方は私から辛口な事を腹いっぱい言われたので,今でも無茶苦茶な言葉を思い出して電話をしてきたと言いました。今は車関係の仕事をしていて,従業員も7名使っているとの事を言われました。

20数年前は多い時で,1週間に5回以上滝行をしていました。夜中に神社や山の中のお寺に寝ないで修行に行っていた私は,まるで別人になったような気がします。
今は静かに?大阪の中山寺,出雲の日御碕神社にて修行をしています。
弟子たちは,今でも激しいと言いますが,過去も現在もみんな夢の中だと思っています。
くよくよする時間はもったいないですね。