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2011/11/25
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

いつも私のサイトを見て頂きまして有難うございます。
先日,アメリカのアリゾナ州に住む友だちから電話がありまして,東北大震災に遭われた仙台で,8月のお盆前に花火大会がありました。小高い丘の上から涙を流して花火を見ている若いお母さんが,テレビでアップしているシーンが映っていました。ひざには1歳か2歳位の女の子が目にいっぱい涙を溜めて映っていました。私はそのシーンが忘れられずにずっと心に思っていました。
アリゾナ州に住む友だちもそのシーンを見たらしく,電話で「今までにテレビを見た震災のニュースで1番悲しかった」と話しました。若いお母さんはつらかった事や苦しかった事を思い出しながら見ておられると思うのですが,小さな女の子の涙は何を思って泣いていたのでしょうか?おそらく地獄の中にいるようで,恐ろしかったのかもしれません。
可愛くてきれいな瞳を曇らせたのはすごく気の毒で,今年,日本全国の花火大会を見たり,テレビに花火大会が映ると思い出してしまいます。そして,その度にその女の子に「ゴメンね」と詫びています。
アメリカの友だちも小さな子供を見ると,日本の仙台の小さな女の子を思い出すそうです。彼は日曜日に教会に礼拝に行く度に,日本が早く幸せな国になるように祈ってくれています。私は優しさを共有できる友だちがいる事を幸せに思っています。

この話は皆様もテレビで見ていらっしゃると思いますが,先日,日本のマスコミの方がタイの水害の取材に行っているシーンがテレビに出ていました。アナウンサーが「大丈夫ですか?」と聞いたところ,50才位のタイ人が「あんたの国,日本も大変だね。早く復興するように」と自分は太ももまで水に浸かりながら言っていました。人の痛みや心が分かるこの男性はすごいと思いました。このような人の事を,神様が地上に降りてきていらっしゃるのだと思いました。

自分の事よりも人の事を案ずる事。私は生きていて良かったと思って,毎日が嬉しいです。

2011/11/17
カテゴリー: ダウンロード
投稿者: admin2

印刷用画像-「おだやかな人」



印刷用画像-「愛する人と」

2011/11/06
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

今日は11月2日,私の休日です。久し振りにゆっくり寝ようと布団の中に入っていましたら,プロ野球の選手から携帯電話が鳴りました。
ぐっすり寝ていましたので意識が半分ボーとして,始めは何が何だか解らずにいましたが,相手と話していますと,最近嫁と姑(彼のお母さん)の仲が悪くて,嫁が彼のお母さんに反抗的な態度を取っていて,真ん中にいる自分が両方から文句を言われる事がつらいという電話でした。
このコラムを読んで頂いている皆様の中にもこういう方がおられるでしょう。私は彼に言いました。嫁さんの前で「解っている!」とか「うるさいなぁ!何回も同じ事を言うな!」という類の雑な言葉使いを使っていないだろうか?と聞いたところ,「使っている」と言いました。彼とお母さんは判り合えるところがあるのですが,嫁さんは元々他人です。夫から上から目線で言っていると,嫁さんも使うのですよ。賢い嫁はこんな素晴らしい夫に育ててくれたお母さんに有り難いという心を持ちますが,そうでない嫁は義母の上に立とうとします。
私は彼に「君がオギャーと生れた時からお母さんはオムツを替えたり,お風呂に入れたり,赤ん坊の命といえるオッパイを腹いっぱい与えてくれた事を思い出すように」と言いました。「よく考えたら命の恩人ですね」と言いますと「ハイハイ」と聞いていましたが,最近は試合に出たり,出なかったりだとの事でした。
私は,「君は原点に戻ってごらん。目に見えない大切なものをどこかに置き忘れているよ」と言うと,来年1月に私のところに来ると言って電話を切りました。

賢い奥様に一言。だんな様のお母さんと仲良くしてください。年を取っただんな様のお母様を大切にしてください。夫は良くなりますよ。そして自分の子供の嫁から将来,大切にされますよ!
私は年を取ったら子供の嫁の世話になりたくないというバカな若い嫁さんもたくさんいますけどね!

2011/10/29
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

夕方5時頃,1人でお茶を飲んでいる時に電話が掛かってきました。
「先生,僕の生まれ育った家が無くなっちゃうよ。助けてくださいよ」初め何の意味か解らなかったのですが,彼のお母さんが子宮ガンになったという事でした。おとなしい大山君が電話でブラックジョークを言って来ました。あと1週間後に子宮を全摘出すると心配しているのです。
昔から男の子は母親の方を心配すると言われています。昨日からぜんぜん寝ていないとの事。僕は,親父が厳しかったから母がいつも陰で助けてくれたので,母がもし死んだら本当につらいよと心配していました。私はすぐに観音様に御祈願しましたら,元気になると出ましたので彼に伝えました。彼は口うるさい母親で,いちいち文句を言っていなければよいのにと何度も考えた事もあったそうです。いざ母親が大病しますと子供の頃,母に叱られた事,自分が病気をした時,母親が車で病院に連れて行ってくれた事が走馬灯のように出てきたそうです。
今,そのお母さんは元気になられて快方に向かっているそうです。彼は1つまた精神的に成長したようです。おふくろ,母さん,かあちゃん,お母ちゃん,オカン(関西でこう言います)何かなつかしい響きですね。

貴司君,生んでくれた母さんは1人しかいないですよ。お母さんに心配掛けないようにね。
たまには母さんの背中を見に行きなさい。背中は本当の母さんの姿なのですから。

2011/10/20
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

先日,屋久島に行きました。夜の9時に益救神社で修行をする為に神社に行ったところ,大雨に遭い傘を持って行ったのですが,全身びしょ濡れになりました。
神社は真っ暗で先が見えなかったので,傘を神社の階段の横に置こうとしたら,女性の声で「イタッ」と聞こえ,私は驚きました。そこには若いカップルが寝袋で寝ていたのです。カップルも私に驚いていました。

話す時間がありましたので神社の中に招き入れて話しました。そのカップルは福岡から駆け落ちして屋久島に来たそうです。彼女は41才,彼は22才です。益救神社で2人だけの結婚式を夜中に挙げて,結婚する予定だったそうです。
私は今から修行をするので一緒にやりましょうと3人で1時間半修行をしましたが,修行の途中,男の子が泣き出し,大声で泣いていました。女性も終わってから顔を見ると泣いていました。
私の泊まっている民宿「やくすぎ荘」の女将さんは温かい人で人情もろい人なので,私の泊まっている「やくすぎ荘」に行こうと言いましたら,カップルはこの神社で朝まで祈ると言いました。
年齢差があり,福岡では誰も賛成してくれないので屋久島の山の中で自殺をするつもりだったそうです。私はお人好しな人間ですから朝の3時迄話しをしていました。私たちは皆弱い人間ですから切羽詰まると余裕がなくなり,早まった行動を取ってしまいます。
朝方,カップルと別れ際に「もし生きる気持ちが出て来たら電話ください」と言って別れました。
それから2日後,彼と彼女から元気な声で福岡から電話がありました。お金が溜まったら鹿児島に遊びに行くと・・・。

君たち!年寄りにウソをつくなよ! 私は待っているよ 鹿児島で!

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