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先日,アメリカのアリゾナ州に住む友だちから電話がありまして,東北大震災に遭われた仙台で,8月のお盆前に花火大会がありました。小高い丘の上から涙を流して花火を見ている若いお母さんが,テレビでアップしているシーンが映っていました。ひざには1歳か2歳位の女の子が目にいっぱい涙を溜めて映っていました。私はそのシーンが忘れられずにずっと心に思っていました。
アリゾナ州に住む友だちもそのシーンを見たらしく,電話で「今までにテレビを見た震災のニュースで1番悲しかった」と話しました。若いお母さんはつらかった事や苦しかった事を思い出しながら見ておられると思うのですが,小さな女の子の涙は何を思って泣いていたのでしょうか?おそらく地獄の中にいるようで,恐ろしかったのかもしれません。
可愛くてきれいな瞳を曇らせたのはすごく気の毒で,今年,日本全国の花火大会を見たり,テレビに花火大会が映ると思い出してしまいます。そして,その度にその女の子に「ゴメンね」と詫びています。
アメリカの友だちも小さな子供を見ると,日本の仙台の小さな女の子を思い出すそうです。彼は日曜日に教会に礼拝に行く度に,日本が早く幸せな国になるように祈ってくれています。私は優しさを共有できる友だちがいる事を幸せに思っています。

この話は皆様もテレビで見ていらっしゃると思いますが,先日,日本のマスコミの方がタイの水害の取材に行っているシーンがテレビに出ていました。アナウンサーが「大丈夫ですか?」と聞いたところ,50才位のタイ人が「あんたの国,日本も大変だね。早く復興するように」と自分は太ももまで水に浸かりながら言っていました。人の痛みや心が分かるこの男性はすごいと思いました。このような人の事を,神様が地上に降りてきていらっしゃるのだと思いました。

自分の事よりも人の事を案ずる事。私は生きていて良かったと思って,毎日が嬉しいです。