6月22日朝4時15分,朝方ですが家の電話が鳴りました。夜中の電話は良い事がないと思いながら出ますと,私の家より300m位離れている所にあるお好み焼屋が今,火災に遭っていると警察から電話がありました。
このお好み焼屋「味一番」は,私が29才から今迄41年間経営しているお好み焼屋です。警察の方は,もうすぐ消えると思うけど現場に来て欲しいという事でした。午前3時頃は雷が鳴り,大雨が降っていましたので,落雷かな,漏電かなと早足で火災現場に着きました。
この店は3件長屋で,私の店は左端にある店です。火災現場に着くと,火元と思われる真ん中の店はまだ煙が出ていました。ケガ人が出ていなくてホッとしましたが,消防士の方がまだ水を掛けていました。じっと見ているうちに,私が鹿児島に帰って来て,初めて出したお好み焼屋が水浸しになっているのを見ているうちに,長男や次男がここで生まれ育った場所であるので,息子たちはどんな気持ちだろうか?淋しい気持ちに違いないと考えております。また店をやっている時に出会ったお客様,今はすごくビックになられて活躍しておられる方々はたくさんいらっしゃいます。

この店に来られていたお客様の青春の1ページを無くしてしまって本当に申し訳ありません。
一番つらいのは,この店で生まれ育った息子たちだと思います。
風と共に現実は,容赦なく変わっていきますね。