先日,19才の時に知り合った咲季(仮名)ちゃんが久し振りに私の所へ御伺いに来ました。咲季ちゃんは今,54才に成っていて医療関係の仕事をしています。咲季ちゃんはとってもお金持ちで幸福な家庭に生れたのですが,お父さんと仲が悪く,わざと不幸な道を歩いてきました。でも,私と似ていて人からとやかく言われるのが嫌いで,自由気ままに生きています。だから今でもお金が無くて大変そうです。咲季ちゃんは私の言う事は昔から聞いてくれます。今でも仲が良く,妻と私と3人で話していると,いつも2時間くらい話します。(本当は1時間の予約です)
先日来た時にお医者様の中山君(今は大きな病院の偉い人です)に失礼な書き方をしましたね!でも私の心の中では,昔のサッカー好きな優しい青年だったのです。一番仲の良かった奈良君(今は福岡の大病院の院長です),坂上君(山口県で病院を経営しています),山田君(県外の大きな病院の副院長です),武山君(仮名)は岡山県の病院を経営している大金持ちの先生です。今回はとても失礼な書き方をして,お医者様には申し訳ありません。お許しください。それぞれの方はとても有名になられていらっしゃいます。傍に私が行けば,私は恥ずかしくて緊張する事と思います。学生時代はお酒に酔って,私の店の前の公園で夜中に木に登って長い間「ミーン,ミーン」と蝉の鳴き声を真似したり,営業中の店のプレートを家に持って帰ったり,酒に酔うと何でも有りの悪ガキでした。でも私の店が暇なときは飲み屋さんから唐揚げを夜食に買って来てくれたり,その当時はコンビニが無かったのでいつも飲んだ後に手土産を持って来て一緒に食べたのを憶えています。
私が心臓病で入院した時はお医者様が御見舞いに来てくださいました。ガンの手術をした時も花束を持って来てくださいました。
大きな病気をした時,多くのお医者様が見舞いに来て頂けます。私は恥ずかしいので来ないでくださいといつも言っています。先生は決まって「それは長谷川さんに徳があるからですよ。僕たちは貧乏学生の時,いっぱい助けて頂いたので僕たちは当たり前の事をしています。」今は,先生方は忙しいので会う事は難しいですが私の心の中に気さくで優しかった先生たちの姿は今でもよく思い出します。
今日は37年間変わらずお付き合いをさせて頂いている先生に言ってきました。「人助けもよく解りますが,自分の体も大切にしてください。無理ばかりして頑張っている先生も入院しますよ」と言うと,「長谷川先生の言う事はよく当たるので怖い」と言われました。本山先生(仮名)は学生の頃,銭湯で会うといつも私の背中を流してくれました。人助けに忙しい先生方,どうかいつまでもお元気で・・・。私のコラムをいつも読んでくださっている皆様,私は微力ではありますが皆様の幸福をお祈りせずにはいられません。一番強い武器は勇気と睡眠です。皆様,お体を大切にしてください。  合掌