寒い日が続いていますが,皆様にはお変わりありませんか?
世間では今,受験シーズンに入って,若い人たちが大変忙しい思いをしています。親が私の所に来て,うちの子供は頭がよいのに,よい高校に行かないと言っているので,私によい高校に行くように言ってくださいと相談に来られます。そんな時,私はよい高校に行って何をされるのですか?と質問します。
今までよい高校に行って,東大の医学部を出られて立派なお医者様になられた方は成功したのですが,無理に医学部に入学させて,医学部を卒業できずに塾の先生をしている方もいらっしゃいます。今,その方は46才独身です。
私は田口君(仮名)と時々連絡を取っているのですが,親の考えを優先させたので今頃になって後悔していると話しています。田口君は離島に行って民宿を経営する希望を持っています。自分をがんじがらめにしている何かを振りほどいて自由にしたいと話していました。
私の両親は深く考えない親だったので,人様に迷惑をかけなかったら良いという古い親だったので,私はお陰様で国家資格を7つ取る事ができました。でもその資格は私には役に立っておりません。何でもやればできる。今まで7つの資格を取ったのだからというモチベーションを上げられるのは,私に自由をくれた親のお陰様でした。
昔から「子供にとって初めての学校は家庭である」という言葉があります。子供が幼稚園や小学校に行く前に家庭でのしつけをしたり,「ありがとう」「すみません」を教えておかないといけません。最近は「ありがとう」という言葉をあなたは何回言っていますか?私は家族間でいまでも「ありがとう」「ごめんなさい」と言うルールを守っています。なので親子ゲンカはやりません。私の近くにいる人は仲のよい親子だと言ってくれます。
私の手記を読んで頂いている若いお父さん,お母さん,どうしても子供に自分の考えを押し付けていませんか。そんな子供に育てたのはあなたですよ。若いお母さんは言います。私が失敗したから子供には成功して欲しい・・・と。失敗しないで成功した人はおりませんよ!私もたくさん失敗したから今があります。子供にとって一番初めの学校,即ち家庭での教えが学校生活に活かされてくるのではないでしょうか?受験が成功しますようにもっと話し合ってください。私の友だち(若い経営者)は今でも失敗を繰り返しながら頑張っています。
受験生の皆さん,自分の主張はちゃんとするんだよ。後々の失敗が無いためにね。