私は5月の中旬に兵庫県の宝塚市にある中山寺にお参りに行ってきました。
毎月、月の10日前後か20日前後にお参りに行きます。
その帰りに14:00伊丹空港発、鹿児島空港行きの飛行機の一番前に乗りました。

横に座っておられたおじいさんが居ました。飛行機に乗って30分位経った頃、その方と話しました。
徳之島に帰られると話しておられましたが、私は親しみを感じて話していますと、トイレに行きたいと言われたのですが、客室乗務員が乗客に飲み物をサービスしている時で近くに居ませんでした。

「私がお手伝いします。」と言いますと遠慮されて、「よろしい、よろしい」と言われたのですが・・・
その様子が28年前に亡くなった父とそっくりでした。

両手に杖を突かれて・・・。
私はもっとお役に立ちたいと思い、トイレの中迄入りました。
そのご老人は、「まるで自分の息子の様だ」と言って喜ばれました。
客室乗務員に一部始終を話され、私は少しの勇気と優しさがこんなに人を喜ばせる事になるんだとご老人から教えられました。

飛行機の中での事は客室乗務員がすると皆さんが思っていらっしゃいますが、誰かが小さな優しさの手を差しのべると本当に気持ちが良いものですね。

徳之島のおじいさんは今でもお元気でいらっしゃると信じています。