カントリーロー テイクミーホーム チュザプレイ アビロード 
娘の長女が5才の時,2階のベランダで一生懸命歌っていました。道を通るご近所のおばあちゃんたちは,「お上手ねー」と声を掛けて,孫を見ながらにこやかに通り過ぎて行きます。一通り歌うと,「じいちゃん,一緒に歌おうよ」と呼びに来ます。私が小さな声で歌うと,「もっと大きな声で歌いなさい」と叱ります。
このジョンデンバーのカントリーロードはユーチューブで580万回視聴されていて,その他色々なパターンでたくさん投稿されている名曲ですね。カントリーロードは,私が娘と2人の息子に教えた曲でした。娘が小学4年で英会話を習いに行った時,カリフォルニア出身の先生がよく口ずさんでいて,フィーリング的に「あっ良い曲だ」と思い,子供たちに教えました。娘も今は44才になり,息子も42才と40才のよい大人になっていて,子供たちのカントリーロードはもう聞く事はないでしょう!私,子供たち,孫たちもカントリーロードを口ずさんでいる事は,私にとって嬉しい事です。

ジョンデンバーは今,生きておられたら私と同じ70才位だと思います。1997年に飛行機事故で53才の若さで亡くなられました。ジョンデンバーはたくさんのエピソードが残っていまして,そのうちの1つを書かせて頂きます(私が見た訳ではありませんが)。ジョンは,今流行りの口パクは絶対にしない人で,必ずマイクの前でしか歌わない人だったそうです。ある時,風邪をこじらせて40度位の熱が出て,ジョンはディナーショーのキャンセルを申し出たのですが,絶対にダメと通らなかったそうなので,長い歌手生活の中でたった1回だけ,口パクをしたそうです。そのディナーショーでの売上げは全部,孤児院へ寄付されたそうです。自分に妥協せず,いつまでも自分の生き方を貫くジョンは素晴らしい人だと,忘れる事ができません。

私は43年間,毎月1日と18日は神様の御祭りが有りまして,計算しますと1032回御祭り(御祓い)を致しました。でも,私は2回休みました。1回目は心臓にステントを入れる手術の数日前でした。2回目は5年前の5月1日の御祭りで検査続きの日でした。5月9日に手術で,ドクターストップが掛かっていました。でも9日後の18日には,手術後のまだお腹に糸を付けたまま,皆様の御家族の健康祈願の御払いをした事は,私にとって一生忘れる事ができません。この御祭りで殆ど出席されていらっしゃるのが,いつも陰から助けてくださっている増当せい子さんです。増当さんは,お母さんを亡くされても,ご主人を亡くされても,ずっとずっと御参加されてきた方です。増当さんと女房には,昭和生れの気骨を感じます。観音登光会の皆様はどれだけ不参加されましたか?読者の皆様はどれだけ言い訳をしながら生きていらっしゃいますか?
増当さんと女房は可愛くない人ですが,絶対に不幸にはならない人でしょう。強いからそして優しいから。