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2015/08/27
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

今年の夏は本当に過ごしづらい夏でした。
暑くて体が思うように動かず,気持ちの上ではあれもこれもやらなければならないと思いながら,何もしていない自分に焦りばかり感じていました。近くの友だちに話すと,今年は異常気象なので皆さんそうあると言われ,変に納得して生きています。
今までの私だと風が吹けば風に向かって歩いて行きましたし,雨が降れば裸足で傘もささずに歩くのが好きでした。今度雨が降れば裸足で歩いてやろうかと思っています。
実は私はプレスリーが好きで,最近はプレスリーの音楽をよく聞いています。ビートルズも久しぶりに聞いたり,ポールアンカも聞きながらストレス解消しております。友だちは美空ひばりさん,三橋美智也さん,三波春夫さん等が好きなようです。年を重ねてきますと,外国のアーチストが歌っている意味を理解しながら聴くと気持ちが落ち着きます。今一番はまっているのがジョンレノンのイマジンです。説明していますと時間がかかりますのでユーチューブで聴いてください。ジョンデンバーのカントリーロード,トムジョーンズのグリングリングラス,プレスリーが歌うマイウェイ,イライラする時は外国の映画音楽が好きです。
決してあの頃は良かったで終わらせません。私の考えは,あの頃は良かったからこれからは以前よりももっと良い思い出づくりをと考えて目標をしっかり決めてそれに突き進むタイプの人間です。友だちに話したら「お前なぁー,年寄りは静かにゆっくり生きていくのが一番良いんだよ」と諭されました。私は今,糖尿病を治そうと食事療法を一生懸命頑張っています。妻も協力してくれていて,お医者様が驚くくらいに改善してきています。
若い頃からいつも何かをしていないと落ち着きません。早く糖尿病を治してラスベガスに行ってナイトツアーをしてみたいです。まだ夢なのですが・・・。日本では今まで私は自分とゆっくり対話した事があまりないのです。
自分を振り返る事をせず,がむしゃらに生きてきました。以前は86kgあった体重が今は69kgになりました。55kgになったらもう海外に行かないで(体力が亡くなるので)東北地方や瀬戸内海の島に行って,自分のもつれた心の糸をしっかり巻いてきたいです。まだ頑張ります。会いたい友だちがたくさんいますが,ほとんどの友だちが他界していきました。
無理をしながらガツガツ生きていきます。思うだけで何もやらない人生は,私の中にはありません。皆様ももっともっと自分を信じていきましょう。老いていく自分にチャレンジしながら頑張っています。生きている事が明日の私の歴史になるのですよね。今,つるの剛士さんのラブイズオーバーを聴いています。おやすみなさい。

2015/08/14
カテゴリー: 長谷川手記
投稿者: admin2

この時期になると,昔,大尊敬していた先輩を思い出します。
山口さん(仮名)と言いまして,お母さんと二人暮らしをしている先輩で,会社を定年退職されて庭いじりをされてる60才過ぎの良い方です。奥様に先立たれて,子供さんにも恵まれず寂しい御家族だったのを憶えております。
正月も過ぎて寒い1月でした。夜中に電話がありましてお母さんが心不全で亡くなったので,すぐに来て欲しいと言われ,お手伝いに行きました。
友だちも山口先輩に可愛がられていましたので,次の日の朝に来る事になっていて,その夜は山口先輩と二人で通夜をしていました。
先輩は大分県出身の方で関西方面に身内がいなくて,それはとても寂しい通夜でした。朝方4時頃になりますと車の通る音もせず,本当に寂しくて寒いでした。急に先輩は「長谷川,俺のつらい気持ちが解るか?」と言われたので,私は「はい」とだけしか答えられなかったのです。私の頭の中には今でも山口先輩の言われている意味が解らないのです。今年の4月に中山寺に修行に行った時,先輩の葬式で一緒にお手伝いをした友だちと偶然会いました。昼食を一緒にしまして,その時,友だちが私に山口先輩からのメッセージを伝えてくれました。先輩は7年くらい前に大分で他界したそうです。亡くなる時に大分から鹿児島に行って,私にもう一度私に会って話がしたかったそうです。私は何という薄情な人間だったんだろうと後悔しています。子供がいなかったので,私の事を心から可愛かったそうです。何も文句も言わずにニコニコしていた先輩の心を解ってあげられなかった事に今も落ち込んでいます。
5月から糖尿病の数値が良くないので必死で頑張っています。友だちからは,もう70才を過ぎているのだから早く仕事を辞めなさいとよく言われます。私は本当に友だちや周りの人様の気持ちが解っていないのかもしれませんね。
友だちの話では,山口先輩は私に財産をあげたかったと言っていたそうです。そんな大切な財産を頂いたら,ますます人の気持ちが解らない人間になりそうで恐ろしいです。
私もいつの日か誰かに「私の心が本当に解るか?」と言うのでしょうね。
気が付いたらいつも小さな自分がいるのです。