いくつかの話を書いていましたが,テレビやラジオ,新聞等で連日,「被災者の皆様ガンバレ」というメッセージが目や耳に焼き付いていて気持ちが前に出ず,いくら書いても薄っぺらに感じて,なかなかサイトに出す事ができませんでした。
3月末にテレビを見ていましたら,被災されました皆様が「いつまでもこんな事をしていてはいかん。できる事からやっていこう」と30名位の漁師さんが決起集会を開いているのを見ました。80才位の婦人(おばあちゃん)が「生かせてもらったのだから,頑張らんといかん」と笑顔で話されているのを見まして嬉しさのあまり涙が出ました。
もっと広く考えると,4才の女の子が津波で両親がさらわれて行ったのを,両親が帰るのを待つという健気な気持ちに涙したり,私のいたらない人生においても大きな大きな勉強をさせて貰いました。

私は,皆様がお元気になられる事しかできない気持ちで生活させて頂いておりますが,東北地方の皆様が1人でも多くの笑顔が戻られる事をいつも御祈念しております。また,一方では詐欺師まがいの人が出て来て,寄付を集めて生活していると新聞で読みました。人間のする事ではありませんね。
インターネットでは,外国の子供たちは励ましの手紙を書いたり,わずかなお小遣いを日本に送って来る優しさ,毎日,天国と地獄を見ています。優しさの天国をたくさん見て,そして思いやりを感じております。
被災されました皆様の強さ,たくましさを私たちに見せてくださる事を御祈念しております。

すぐに言い訳をする人,小さな事から逃げている皆さん,東北で被災された皆様はどこにも逃げる所はありません。今をどう生きるか一生懸命です。
逆ギレしたらダメです。諦めたらダメだよ。もっと集中する事も憶えてください。本当に強い気持ちを持てば必ず良い結果が出ます。
皆で被災されて,今も頑張っておられる皆様の気持ちを少しでも解ってあげましょう。