9月に入っても、まだ蒸し暑い日が続いていますが,いつも私のコラムを読んで頂きまして有り難うございます。
7月5日に「プラス思考」というタイトルで手記をアップ致しましたら,たくさんの方から励ましの電話とお見舞に来て頂きまして大変迷惑をお掛け致しました。
私はどんな時もプラス思考で生きています。そして皆様の助けがあるので感謝しながら生きている事を書きたかったのですが,それ以上に皆様が手記を読んでくださっている事に驚きと嬉しさを感じました。本当に有り難うございます。
マスコミは最近,景気が回復してきていると報道されていますが,私の所に相談に来られます若い人たちは,低い賃金を貰っていますのでとても苦しい生活をしていらっしゃる方が多いです。
30才を過ぎてもアルバイトや親から助けられて生活している人を知っています。自分には合わない仕事でも生きていくために朝早くから夜遅くまで働いて体調を崩し,まだまだ親に心配を掛けている方も多くいます。以前にも書きましたが,私の母は鬼に近いくらい厳しい人でした。高校を中退した時,母は言いました。楽な道と厳しい道があるなら厳しい道を選べ!楽な道は今は良いけど,お前が大人に成ったら絶対後悔が残るからね!
私が16才の時です。意味は解らなかったのですが,言葉として憶えていました。今は大切な言葉として胸に刻んでおります。そのおかげで私は国家資格を6種類取りました。
今までイジメに会って,ふて腐れて家に帰りますと「何やその顔は。もう一度大きな声で笑顔でただいまと言え!」といつも叱られました。「家庭の中は明るくないといかん」という母は死ぬまでその考えを通しました。仕事がつらいというと,仕事したらお金を貰えるんやろ。だったら頑張らんか!
仕事を辞めたいと言いますと,辞めても良いよ。そのかわり責任を持ちなさい。職場の皆さんに迷惑を掛けるな!次の仕事を見つけてから辞めよ!家でゴロゴロするな!人の話(アドバイス)はよく聞け!人を叱る時は心から叱れ!その代わり責任を持つ様に!つらい事は生きていれば付きものや!すみません。話が脱線しました。
結婚するまで母語録を聞かされていました。父は母の事を強すぎる母だとよく言っていました。そんな母が私の前で一度だけ号泣しました。50年間仲良く付き合っていた友だちから裏切られた時の事です。私に人を許すという事はこんなに苦しい事だったのか。家族と同じ思いで付き合ってきたのに許す事はすごくつらいと泣いていました。
私も考えています。人を許すという事は全部無しにする事ですよね。人を許す事。これは私が死ぬまで続けていかなければ成らない修行だと思っています。